【解説1】ダークマター(dark-matter・見えない宇宙の気)と、ジィージの研究。
ダークマターは現今、世界の宇宙物理学者や著名な天文学者のあいだで、
ほとんど競争的にまで、その実態研究がすすめられている。
東京大学の研究班が岐阜県神岡町のカミオカンデで、大規模実験に取り組んでいる研究もその一つと思われるが、
優秀な頭脳を集め、そのうえ莫大な費用を注ぎ込んでの研究は、まさに肉眼で視認分析できない形而上学と、
肉眼で視認分析できる形而下学の分岐点にある問題の研究といえるかもしれないが、果たして2002年、
発見されたニュートリノに、人間創成とか、個々人の精神部分まで細密に立ち入れる何かが秘められているのか、
あるいは人類の恒久平和とか幸福に役立つ何かが発見できるのだろうかの…との疑問を抱かざるをえない。
宇宙にあるといわれる暗黒物質については、ジィージもかねてから関心は持っているが、それがダークマターという名称で、
今、最も注目され、世界の宇宙物理学者や天文学者たちの関心を集め研究の的になっているとは、
しょうじきのところ少しも知らなかった。
あるとき、テレビでダークマターの件を放送していたが、これはもしかしたら、
ジィージが永年研究している宇宙のどこからともなく飛来し、
そしてそれは天空のどこにでも充満していて、年月日時分秒に言い表される昼夜間断のいとまもなく降り注ぎ、
地上のすべての物質を貫通し、そしてその瞬間瞬間に醸成され構成され凝縮したその中の一部というか一種というかの、
「気配の気。これを要約すると、その年を支配している@『年の気』、その季節を支配しているA『月の気』、
その日を支配しているB『日の気』、その時刻を支配しているC『時の気』、その分を支配しているD『分の気』、
その秒を支配しているE『秒の気』の、6種の気の渾然一体になったもの」が、人間に関してなら、
脳内の写真の乾板ようのもの(ジィージはこれを人間の精神構造体と言っている)に投影され焼き付けられ、
そこで初めて一個の自我や素質や才能を具えた人間が誕生する―とのジィージの研究理論に結びつく。
自然界にある草木は誰が何の目的で植えたのかも分からず自生しているし、
その他、無数の動物や細菌たちや、
大海に群れをしはて遊弋(ゆうよく)している魚類や、
真っ暗な深海の底にうごめく得体の知れない生物まで、彼らは何により、
かつ、どんな理由で繁殖し、種の栄枯を繰り返しているのだろうか…?。
もちろん地球始まって以来、地球にしか住めない、われら人間も例外ではない。
だいいちに、この世に生まれた、生きとし生けるものすべてに、避けられない生老病死という宿命がある。
それに何より特徴的なことを人間だけについていうなら、一人ひとりの人間が生まれついて持っている性格や才能の違い。
もちろん気力の強い弱い等の差などもあるが、これらは一体、誰がどうして植えつけたのか、どうして自分が今ここにあるのかなど、
あまりにも分からないことだらけの世の中ではないか―。
それやこれやを考えると、人間の脳をも貫く未知の素粒子とかニュートリノに類するものが、われわれを創っているのでは
あるまいか…とは思える。
もちろん、それらの中にも人間にとって良い影響を及ぼすものもあれば、そうでないものもあるかもしれないが、
とにかく世界は混沌として何もかも不明だらけのままだ。
もし、この実態が分かれば、もしかしたらカミ(神)に対する概念も、人間の生き方も根本的に変わってくる可能性が
ないとはいえない。
宇宙のどこからともなく昼夜間断のいとまもなく地上に降り注ぐ宇宙大気と、地球大気を絶妙にミックスした「気」を、
ジィージは「宇宙の気」と称している。
アメリカの著名な宇宙物理学者カール・セーガンも、早くから人間は宇宙の子であると言っていて、ジィージも永年、
この「宇宙の気」を研究してきた。
「宇宙の気」は形而上学(けいじじょうがく:物の本体は視認・分析できないと考える学問)に基づく認識だから、
目の前にそのモノを出せといわれても姿形あるものとして指し示せないが、これについて実験し、
そうとうな確率で実証したことがあるので、
ジィージなりに自信がある。この実験結果は後日発表したい。
したがってジィージが提示するこの考えは、出口の見えない21世紀を生き抜くために、
ぜひとも必要ではあるまいかと確信している。
なぜならそれは人間誕生と人間形成に不可欠の要素であるからだ。
人間が生きていくのには、孫子(そんし。中国・春秋時代の兵略家)が言ったように、『敵を知り己(おのれ)を
知るは百戦危うからず』の言葉のように、まず、自分とは何者なのかを正確に知る必要がある。
これに基づくジィージの永年の考察によると、人間の成功不成功は、たった一つの要素が影響するのではなく、
これには遺伝や両親の訓育はもちろん、本人の気力と素質の実態、環境と適性ならびに本人が何に志を立て、
何をどのように実行し、それをどのように周囲が理解し応援したかが大いに問われるところであり、従来、
ともすれば「運」が影響するなどと考えられてきたことは、きわめて根拠が乏しく、ごく一部のことでしかない。
もちろん、その人の頭脳に何がヒラメイたかの「ヒラメキ」も大事だから、ヒラメキの元になる知識を徹底して広く持つことと、
つねに全方位にアンテナを張り巡らし情報を精力的に集めることが、成功の「決定的な決め手」になると思われる。
困難に打ち勝つ気力や素質、それに他に秀でた特質を調べ、生き残りをかけて人生を戦い抜くとすれば、
どれだけ困難に耐えられるのかの、その人間の全体像を知らないと、ずいぶん遠回りの人生になり、
ひいてはそれが現代いわれるところの「うつ」とか「ひきこもり」につながって、
人後(じんご)におちた生活を送らなければならなくなる。
このように時々刻々分秒に移り変わる天地の気配を生年月日に置きかえて分析することは、とりもなおさず、
その時々刻々分秒に生まれた人のダークエネルギーの気配を精密に分析できるということであり、どんな人も、
この範囲から逃れて生きることはできない。
この理由で親や二世を誓った配偶者をはじめ、他の何ものをもってしても、人間の生き方や本質を変えられない
厳然としたきびしい現実があるのである。
今回、我が国で初めて発表するこの企画は、いままで誰もがなし得なかった脳に植えつけられた一つひとつの精神因子の分析を、
それも一人ひとり、その人が持つ気力の強弱や資質の内容などを、その人の生年月日という年月日時に代入されている
「天地の気配」を、精緻な形而上学(けいじじようがく:肉眼で視認分析できない学問)によって、
具体的に数値で明らかにできる画期的な企画である。
2010年12月 ジィージ亀石
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